会社の信頼は、うたい文句ではなく、地域や社会にどう関わってきたかに表れます。みかもグループは「地域をカラフルに」を合言葉に、エネルギー・車・食・文化の事業を通じて、おでかけ支援業として地域の暮らしを支えてきました。その積み重ねは、2019年度のブランディング事例コンテストでSDGs審査員特別賞として評価されています。今日は、この取り組みの中身をお伝えします。
1971年から、東みよし町で
みかもは1971年に東みよし町で創業し、2013年に法人化しました。以来、徳島県三好郡東みよし町を拠点に、給油、中古車、カーコーティング、レンタカー、カフェ、そして桐下駄づくりまで、暮らしのさまざまな場面に関わってきました。1社で複数の事業を営むのは、手を広げたいからではなく、地域で暮らす人の一日に、いくつもの場面で居合わせたいからです。
「6つの取り組み」で地域に関わる
みかものSDGsは、掛け声ではなく、事業そのものです。エネルギーではENEOS三加茂SS(東みよし町)を24時間・年中無休で運営し、EV時代を見据えた給油以外のサービス拡充にも取り組みます。まちづくりでは、みかも喫茶に車いす・ベビーカーで使える駐車場とトイレを設け、誰一人取り残さないおでかけを形にしています。ものづくりでは、みかも木履(徳島)が桐材を活かした下駄を職人の手で仕上げ、地域の文化と素材を次の世代へ手渡します。
「働きたくても働けない」人にも光を
働きがいの面では、女性パートが持続的に働ける勤務時間の設計に加え、児童養護施設を卒所した若者の就労・自立支援にも取り組んでいます。地域で「働きたくても働けない」人に光を当てる。これも、地域に根を張る会社にできることのひとつです。さらに、地元の金融機関・行政・教育機関・NPO・職人・他業種の仲間と、1社では届かない課題に「ミッションコラボ」の形で挑んでいます。
発達支援下駄「べんがら下駄」
取り組みの中でも象徴的なのが、岐阜県のNPO法人はびりす(児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援を運営)との共同開発による、発達支援下駄「べんがら下駄」です。作業療法士の知見と、桐下駄づくりの技術を掛け合わせ、発達障害という社会課題に向き合った商品です。鼻緒を握る動きが足指の力を自然に育み、下駄の構造が正しい姿勢を促す——療育や教育の現場でも活用されています。
「誰一人取り残すことなく」
べんがら下駄の芯にあるのは、「誰一人取り残すことなく、楽しい人生を送れるように」という願いです。ベンガラ染めの落ち着いた色合いは、子どもが「履きたい」と思えるおしゃれさと、日常になじむ普段づかいを両立しています。異業種のミッションコラボから、伝統工芸が福祉の現場につながる。地方の小さな会社でも、続けてきた技術を社会の役に立てられる——この事実こそが、賞よりも大切なものだと考えています。
車の会社が、下駄と福祉に取り組む理由
車で移動を支えることも、下駄で子どもの育ちを支えることも、みかもにとっては地続きの仕事です。根っこにあるのは「地域で暮らす人の生活に、まっすぐ関わる」という一点です。取り組みの全体像はみかもグループのSDGsページと会社案内(徳島・東みよし町)にまとめています。べんがら下駄をはじめとする桐下駄は、みかも木履 オンラインストアでご覧いただけます。開発の背景をもっと知りたい方は、共同開発したNPO法人はびりすの活動もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. みかもは車の会社だと思っていました。福祉や下駄もやっているのですか?
A. はい。車に関わる事業を中心にしながら、桐下駄づくりや、発達支援下駄「べんがら下駄」の共同開発など、文化と福祉にまたがる取り組みも続けています。「地域をカラフルに」という合言葉のもとで、事業がつながっています。
Q. べんがら下駄は、どこで買えますか?
A. みかも木履のオンラインストアで取り扱っています。療育・教育の現場でも活用されており、お子様の成長に合わせたサイズをご用意しています。用途のご相談も承ります。
Q. 「SDGs審査員特別賞」はいつの受賞ですか?
A. 2019年度のブランディング事例コンテストでの受賞です。伝統工芸の技術で子どもの発達という社会課題に向き合った点が評価されました。

