株式会社みかもグループは、徳島県三好郡東みよし町を本拠地に、ガソリンスタンド・カーコーティング・中古車・喫茶・木履・DX・レンタカーの7事業を運営する地域企業です。2026年5月、私たちは公式サイト上で、これからの10年に向けた考えをひとつの形にして残しておくことにしました。
四国は、人口減少・若年層の流出・地域経済の縮小といった課題を抱えるエリアです。この10年で、四国の地方都市から消えた地域企業の数は決して少なくありません。一方で、徳島・香川・愛媛・高知のそれぞれの地域には、暮らしを支え続ける仕事が確かに残っています。私たちは、その「残る側」でいるために、いま何を選び、何を捨てるのかを、明確にしておきたいと考えました。
この記事は、みかもグループが「四国の暮らしを総合的に支える地域企業を目指す」と宣言することと、その目標に向けてお客様・地域・スタッフに約束する3つのことを言語化したものです。読み終えたあと、私たちの輪郭が少しでも明確になっていれば、嬉しく思います。
結論|みかもグループが約束する3つのこと
長く続けるために、私たちが守ると決めたのは次の3点です。
- 暮らしの動線を、地域から切らさない — 24時間営業のSS、無料代車のあるレンタカー、毎日同じ温度で開ける喫茶店
- 車の一生に並走する — 新車購入から廃車まで、6事業のいずれかで必ず受け止める体制を維持する
- 伝統と革新を、同じ会社の中で守り抜く — みかも木履(伝統工芸)とみかもデジタル(DX)を同時に運営する意義
規模で大きく見せることや、流行に乗ることよりも、この3点を10年・20年と続けることが、結果として「四国で選ばれ続ける地域企業」につながる確かな道だと、私たちは考えています。
四国の地域企業が、いま向き合っている現実
四国4県の総人口は約340万人。1990年代から減少が続き、若年層の都市部流出・高齢化・後継者不足が、ほぼすべての地域で同時進行しています。徳島県三好郡東みよし町も例外ではなく、町内の商業・サービス業は、平成・令和の30年間で目に見えて減りました。「地域に1軒しかなかったSS・喫茶・販売店が、ある日突然なくなる」という光景を、私たちは何度も見てきました。
地域企業が消えると、暮らしのインフラが弱くなる
SSが消えると、車のある暮らしが成立しにくくなります。喫茶店が消えると、地域の人と人が話す場所が減ります。中古車店が消えると、車を手放したい高齢者の選択肢が狭まります。コーティング専門店が消えると、塗装を長く守りたいオーナーが県をまたいで通うことになります。地域企業の1軒は、単独の事業ではなく、その地域に住み続けられるかどうかの境界線です。
東京・大阪・大手チェーンに任せる選択肢の限界
「全国チェーンが入ってくれば便利になる」という考え方は、人口の多いエリアでは合理的です。しかし、四国の山間部・郊外エリアでは、採算が合わないチェーン店は数年で撤退します。地域に根を張る覚悟がない事業者では、暮らしの長期インフラにはなれません。地域に住む経営者・スタッフが、その地域で続けることを前提に経営する企業が、結果として最後まで残ります。
約束1:暮らしの動線を、地域から切らさない
みかもグループが運営する事業のうち、最も日常性が高いのが、ENEOS三加茂SS(24時間年中無休)、みかもレンタカー(カースタ加盟)、みかも喫茶の3つです。これらは「いつでも開いている・いつでも借りられる・いつでも休める」という暮らしの動線そのものを担っています。
24時間営業を続けるという選択
ENEOS三加茂SSは、徳島県三好郡東みよし町で24時間年中無休の営業を続けています。深夜に灯がついているかどうかは、長距離移動者・夜勤明けの方・緊急時の駆け込み先として、地域全体の安心感に直結します。「夜中に給油できる場所がある」「人がいる」という事実だけで、暮らしのリスクが下がります。これを採算ぎりぎりでも続けるのが、地域企業の意地のひとつです。
無料代車のあるレンタカー
みかもレンタカー(カースタレンタカー三加茂店)は、無料代車を常時用意しています。修理・車検・コーティング施工の間、生活の足を止めないための仕組みです。三好郡・三好市・美馬市の方だけでなく、香川県観音寺市・愛媛県四国中央市方面からのご利用もあります。県をまたいで「車のある暮らし」を続けるための、現実的な選択肢として位置づけています。
毎日同じ温度で開ける喫茶店
みかも喫茶は、観光地の派手な店ではなく、地元の方が日常的に立ち寄る喫茶店として運営しています。野菜は田口農園のものを使用し、特別な企画ではなく、いつ来ても同じ温度で営業時間を守る——という方針を続けています。地域のコミュニティが日常的に集まる場として、長く続ける価値があると考えています。
約束2:車の一生に、並走する
みかもグループは、車に関する事業を5つ持っています。新車購入直後のSOUP(カーコーティング)、日々の燃料補給のENEOS三加茂SS、修理中の代車となるみかもレンタカー、買い替え・売却時のエムネット(中古車・買取)、そして万が一のトラブル時のSS対応。1台の車の一生を、地域の中で全部受け止められる体制が、私たちの強みです。
「新車から廃車まで」を、地域内で完結する
新車を買う → 5年〜10年乗る → コーティングをかけ直す → 売却する → 新しい車を買う。この一連の流れを、徳島県外の専門業者に依頼するのではなく、東みよし町の中で受けられる仕組みは、四国でも珍しい構成です。お客様にとっては「同じ地域企業が継続して付き合う」という安心感、私たちにとっては「車の使い方の癖を長期で把握できる」という運用効率につながります。
各事業は独立して運営する
ただし、車関連5事業は、ひとつの会社の中で繋げて売り込むのではなく、それぞれ独立した責任で運営しています。SOUPでコーティングを依頼した方に、エムネットの中古車を勧めることはしません。お客様が必要なときに、自然な流れで選んでくださる事業を、それぞれが本業として磨いておくのが、私たちの形です。
約束3:伝統と革新を、同じ会社の中で守り抜く
みかもグループの中で、性格が一見すると正反対なのが、みかも木履(徳島伝統の木履・きぐつの手仕事)と、みかもデジタル(Web制作・DX支援・AI導入)です。片方は数百年の歴史を持つ伝統工芸、片方は最新の情報技術。それを同じ会社が運営する意義は、四国の地域企業として明確に存在します。
伝統工芸を、現代の暮らしの中に残す
みかも木履は、徳島の木履職人の手仕事を、現代の足元に履ける形で残す事業です。法人ハブとしての紹介ページは mikamo-group.co.jp/craft、オンライン通販は mikamomokuri.com から。「四国の伝統を、四国で続ける」ためには、需要を作り続ける仕組みが必要です。地域企業が複数事業を持つことで、伝統工芸を採算面でも支えられる構造を作っています。
四国の中小企業のDXを、地域内で受ける
みかもデジタルは、徳島の中小企業を対象に、Web制作・DX支援・AI導入を行います。東京・大阪の制作会社に依頼する選択肢ももちろん有効ですが、地域の業界事情を踏まえ、運用フェーズで対面の打ち合わせができるパートナーは、四国内に居る価値があります。伝統と革新を、同じ会社の中に持つ意味は、四国の暮らしを「過去から未来まで」連続して支える覚悟を持つということです。
「四国で選ばれる」とは、何を意味するか
私たちが「四国で選ばれる地域企業を目指す」と書くとき、それは規模で勝つという意味ではありません。売上、店舗数、知名度、市場シェア——どれも目安にはなりますが、目的ではありません。私たちが本当に目指しているのは、次の3つです。
1. 10年経っても、同じ場所で営業している
地域企業の最大の価値は、10年経っても同じ場所で営業していることです。新規開業より、長期営業の方がはるかに難しい。今日の派手なPRよりも、10年後に灯がついているかどうかが、地域企業の本質的な評価軸です。みかもグループは、新規事業を急速に増やすより、既存7事業の継続性を最優先にします。
2. 地域の方が、世代をまたいで利用してくださる
祖父母が利用したガソリンスタンド、両親が利用したコーティング専門店、子供世代が利用するレンタカー。世代をまたいで使われる地域企業は、地域の暮らしに溶け込んでいる証拠です。「みかもさんなら知ってる」という認知が、年齢層をまたいで広がっていることを、私たちは目指します。
3. 県外の人が、四国に来たときの選択肢に入る
香川・愛媛・高知のお客様、関西・関東からの旅行者の方、外国からの観光客の方。県外・県境を越えてご利用いただける地域企業であることは、四国全体の経済価値を高めることにも繋がります。徳島から四国の他県へ、四国から日本全体へ、四国から海外へ——東みよし町を出発点に、長くお付き合いできる関係性を築きたいと考えています。
規模の論理ではなく、続ける論理で
みかもグループは、無理な拡大はしません。1事業を全国展開するより、地域内で7事業を有機的に続けるほうを選びました。各事業の責任者・スタッフは、地域に住み、地域で働き、地域の中で仕事をしている人間です。お客様の顔が見える距離で、お客様の生活のリズムを理解した上で、サービスを提供する——これが、私たちが選んだ働き方です。
「四国で選ばれる地域企業」という目標は、規模で達成するものではなく、続けることで達成するものです。今日の一手より、10年後の一手。今期の売上より、10年後にスタッフが地域で働いていること。私たちの判断軸は、すべて「続ける」という一点に集約されています。
お客様・地域・スタッフへの約束
最後に、私たちが日々の業務で守ると決めていることを、3つの宛先別にまとめておきます。
お客様への約束
- 事実を超える表現で売り込まない(カーコーティングなら、設備・工程を実態どおりに伝える)
- 必要のないサービスは提案しない(複数事業があるからといって、抱き合わせ販売はしない)
- 納品・施工後の運用にも責任を持つ(一度きりではなく、長期での関係性を前提に動く)
地域への約束
- 東みよし町・三好郡・三好市・美馬市の暮らしの動線を、できる限り長く維持する
- 地域の生産者・職人・サプライヤーを、優先的に取引先として選ぶ
- 地域の若い人が、東みよし町で働き続けられる雇用を作る
スタッフへの約束
- 地域に住んで地域で働くという働き方を、長期で支える
- 専門技術と接客の両方を磨ける環境を提供する
- 業界の変化(EV・AI・DX)に取り残されないよう、継続学習を支援する
よくあるご質問(FAQ)
Q1. なぜ7事業も持つのですか?1つに絞ったほうが効率的では?
A. 効率を最優先にするなら、1事業に絞るのが正解です。私たちが7事業を運営する理由は、地域の暮らしを総合的に支えるために、ひとつのサービスでは届かない領域があるからです。SSとコーティング、レンタカーと中古車——車のある暮らしを四国の地域内で完結させるためには、複数事業が連携している必要があります。効率より、地域の暮らしを支える役割を優先しています。
Q2. 四国の他県(香川・愛媛・高知)への進出は考えていますか?
A. 現時点で、店舗を他県に展開する計画はありません。私たちは、東みよし町を本拠地として、四国全域のお客様にお越しいただくスタイルを基本にしています。香川・愛媛・高知のお客様には、ご来店いただくか、デジタル事業のように遠隔で対応できる事業を活用していただいています。
Q3. 「四国で選ばれる地域企業を目指す」とは、具体的に何を測るのですか?
A. 売上・店舗数といった規模の指標ではなく、次の3つを継続できているかで判断します。(1) 各事業が10年・20年と同じ場所で営業を続けていること、(2) 地域の方が世代をまたいで利用してくださること、(3) 県外のお客様の選択肢として認知されること。これら全てが満たされていれば、規模に関わらず「選ばれている」と考えます。
Q4. 採用や取材の問い合わせはどこにすればよいですか?
A. みかもグループ公式の問い合わせ窓口からご連絡ください。各事業のサービスに関するご相談は、それぞれの公式サイトから直接お問い合わせいただくほうがスムーズです。
まとめ|10年後に、同じ場所で会いましょう
みかもグループは、徳島県三好郡東みよし町から、四国の暮らしを総合的に支える地域企業を目指します。規模ではなく続けることで、お客様・地域・スタッフが10年後・20年後も「ここでよかった」と感じられる場所を作り続けます。
各事業へのお問い合わせは、それぞれの公式サイトから。グループ全体・採用・取材については、みかもグループ公式の問い合わせ窓口からお気軽にご連絡ください。10年後、東みよし町で、また同じ場所でお会いしましょう。

