1971年(昭和46年)、徳島県三好郡東みよし町にて株式会社みかもが創業しました。最初は一軒のガソリンスタンドでした。それから55年。今、みかもグループは給油・整備(ENEOS三加茂SS)/カーコーティング(SOUP)/中古車買取販売(エムネット)/ドッグラン付きカフェ(みかも喫茶)/桐下駄製造販売(みかも木履)/レンタカー・カーシェア/DX(みかもデジタル)の7事業を、社員18名で運営しています。
このコラムは、みかもグループが「お出かけ支援業」と自らを定義する理由、その55年で積み上げてきた事業構造、そしてこれからの10年で、徳島・四国に何を残すのかを、創業からの歴史と現在の運用実態とともにお伝えします。
1971年:一軒のガソリンスタンドから始まった
株式会社みかもの最初の事業は、東みよし町三加茂のガソリンスタンドでした。当時の徳島の地方は、自家用車が一気に普及する直前の時代。地域の人にとって「車のある暮らし」は、まだ経済的にも整備的にも特別なものでした。
創業当時、みかもが選んだのは「1台の車を、長く・安全に・気持ちよく乗ってもらうために必要な接点」を一つずつ積み重ねる戦略でした。給油だけでなく、オイル交換、車検、灯油配達——車に関わる「日常の世話」を、地域の家族が安心して任せられる窓口になることを目指しました。
これが、現在まで脈々と続く「お出かけ支援業」という自己定義の出発点です。
1980〜2000年代:「車のあとに来るもの」を一つずつ増やす
1980〜2000年代にかけて、みかもは事業を「車の周辺」へと広げました。中古車の買取・販売(エムネット)、車のコーティング(SOUP)、レンタカー(カースタ加盟)、と隣接領域に踏み出します。
この時期に明確になったのが、「みかもは、車そのものを売るのではなく、車があることで広がる暮らしを支える会社である」という方針でした。給油に来た方が、車検をお願いし、コーティングを依頼し、車を買い替え、家族で出かけるたびにレンタカーを使う。「車1台が、人生のどの場面で誰の役に立つか」を、現場で考え抜いた時代です。
2010年代:「車以外の出かけ場所」を町に増やす
2010年代に入り、みかもは大きな決断をします。みかも喫茶(ドッグラン付きカフェ)とみかも木履(桐下駄製造販売)という、「車そのものとは関係のない事業」を立ち上げました。
表面的に見ると、ガソリンスタンドの会社がカフェや桐下駄に進出するのは奇妙に映ります。しかし、これは「お出かけ支援業」という55年の自己定義から考えると、必然の選択でした。
- みかも喫茶:車で出かけた家族が、東みよし町でゆっくり休める場所を町に作る
- みかも木履:地元・徳島で生まれた伝統工芸を、現代の暮らしに繋ぎ直す(発達支援下駄も含む)
「車に乗る人だけ」ではなく、「東みよし町に来る人・暮らす人すべて」を支える。この拡張が、現在のグループハブの基盤になっています。
2020年代:DXと内製で、地方企業の常識を変える
2020年以降、コロナ禍を契機に、地方の中小企業のWeb・デジタル対応の遅れが一気に表面化しました。みかもグループも例外ではありませんでしたが、「外部の代理店に頼んで終わる」のではなく、社内でやり切るという選択をします。
2026年4月、その積み重ねを正式な事業部門として独立させたのが、みかもデジタルです。社員18名のグループ会社が、7サイト・iOSアプリ・AI司令塔・月60本以上の記事を全部内製で動かしている事実そのものが、地方DXの新しいモデルになりつつあります。
2026年4月時点の主な技術スタック:
- Web:WordPress(5サイト)/Next.js(m-net.shop on Vercel)
- アプリ:React Native + Expo(エムネット公式アプリ App Store公開済)
- AI:自社開発のAI司令塔「大谷」(Python・SQLite・YAML構成)
- 言語:TypeScript/Python/PHP
「徳島の社員18名の会社が、東京の大手SIer級のシステムを内製している」——これは55年の事業展開の上に、必然的に積み上がった現代の姿です。
みかもの「お出かけ支援業」は何を指すのか
多くのお客様から「お出かけ支援業ってどういう意味ですか?」と聞かれます。みかもグループの定義はこうです。
家族・暮らしのなかで、「人がどこかへ行く」「誰かと会う」「何かをする」その一連の動作を、車・休憩・食事・買い物・思い出作りまで、東みよし町の中で完結できるように支える業。
つまり、給油が単独で存在するわけではなく、給油の後に喫茶で休み、コーティングで車をきれいにし、買い替えのときはエムネットで査定し、孫が来たら桐下駄を贈り、お出かけをアプリで予約する——この一連の流れすべてが、お出かけ支援業の中身です。
これからの10年に挑むこと
1. 「四国で一番のお出かけ支援業」を、誰の目にも明確に
みかもグループは2026年現在、徳島県内で「お出かけ支援業」というポジションを確立しつつあります。次の10年で目指すのは、香川・愛媛・高知も含めた四国全体で、地域の家族のお出かけを支える領域への拡張です。
具体策:
- レンタカー事業の県外展開(観光客向けの予約導線・カーシェア「楽のり2」の活用)
- SOUP・エムネットの香川・愛媛エリアでの認知拡大
- みかもデジタルによる、四国の地方中小企業へのDX支援
2. みかもデジタルを通じた「地方DXの伝道」
みかもグループ自身が内製で動かしている技術・知見を、四国の他の中小企業にも届く形で翻訳し、提供するのが、みかもデジタル事業の核です。次の10年で:
- 四国の中小企業向けにアプリ開発(10万円〜)の事例を10社以上に展開
- 地方企業向けのSEO月次運用パッケージを標準化
- AI活用支援を、業種を問わず「業務に落とし込める形」で展開
3. 地域の伝統工芸×現代デザインの融合
みかも木履(桐下駄)は、徳島の伝統工芸を「現代の暮らしに使える形」で残す事業です。発達支援下駄など、医療・福祉・教育の現場と協働しながら、「地域に残されたものを、次の世代の道具に変換する」ことを次の10年で深めていきます。
4. 「お出かけしやすい町」としての東みよし町を共創
みかもグループは、東みよし町という人口1万5千人規模の町に深く根ざしています。次の10年では、町と地域の事業者と連携しながら、「東みよし町に来ると、家族が一日中楽しく過ごせる」町ぐるみの設計に貢献していきます。
- みかもマルシェ(毎月第4日曜の朝市)の継続・拡大
- 地元生産者・職人との連携メニュー(みかも喫茶 × にし阿波食材)
- 町の観光・地域SEOへの貢献(みかもグループのサイト群を「町のメディア」として活用)
5. 創業55年で得た「信頼の蓄積」を、次世代に継承
みかもグループの最大の資産は、1971年から東みよし町・三好地域で積み上げてきた信頼です。3代目・孫の代の家族から「うちの父が世話になっている」「祖父の車検をお願いしている」という声をいただくことが、創業55年の重みそのものです。
次の10年では、この信頼を仕組みとして次世代に引き継ぐことが課題です。代表・金村盟が掲げる事業継承戦略については代表インタビュー記事もご参照ください。
みかもグループ7事業の現在地(2026年4月)
| 事業 | 主な役割 | サイト |
|---|---|---|
| ENEOS三加茂SS | 給油・車検・整備・灯油配達。50年来の地域の車のかかりつけ医 | mikamo.tokushima.jp |
| SOUP(カーコーティング) | 施工実績4万台超・SystemX正規施工店 | soup.tokushima.jp |
| エムネット(中古車買取販売) | 徳島の車買取専門・公式アプリ App Store公開済 | m-net.shop |
| みかも喫茶 | ドッグラン付きカフェ・にし阿波食材ランチ・みかもマルシェ | mikamokissa.com |
| みかも木履 | 桐下駄製造販売・発達支援下駄 | mikamomokuri.com/smp/ |
| みかもレンタカー/楽のり2 | カースタ加盟レンタカー・15分単位カーシェア | mikamo-rentacar.jp |
| みかもデジタル | Web制作・アプリ開発・AI導入・DX推進 | mikamo-digital.jp |
おわりに:55年は通過点で、これからが本番
「創業55年」と書くと、長い歴史のように響きます。しかし、みかもグループの現場感覚としては、これは通過点です。
1971年の創業時、みかもの先代は「ガソリンスタンドで地域に貢献する」ことから始めました。今、現代社(金村盟代表のもと)は、「お出かけ支援業」という55年で育った定義を、四国全体の中小企業のDXまで広げる段階に入っています。
東みよし町から始まったこの歩みが、徳島・四国の「家族の暮らし」と「地方企業の経営」両方を支える基盤になるよう、社員18名のチームで毎日仕事を積み上げています。
みかもグループの最新情報は、各事業のサイトおよびグループ公式サイトでお届けします。事業のご相談・ご利用は、いつでもお気軽にどうぞ。
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株式会社みかも|創業1971年・社員18名|徳島県三好郡東みよし町
代表:金村 盟|事業:ガソリンスタンド・カーコーティング・中古車買取販売・カフェ・桐下駄・レンタカー・DX
お問い合わせはグループ公式サイトまたは各事業のサイトから。

